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肉畜の冥福祈る 2019年度畜魂祭

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[2019-11-21]

(株)熊本畜産流通センター(=JA熊本経済連グループ)は10月下旬、肉畜の御霊を弔う「畜魂祭」を菊池市の同社内で執り行いました。JAや行政団体、取引先などから畜産関係者約60人が参列。昨年1年間にと畜された肉豚約17万4000頭肉牛約1万8000頭の御霊に対して感謝するとともに、生命の尊さを再確認し、冥福を祈りました。

同社の加耒誠一代表取締役社長は、「畜産農家の経営安定、国民の貴重な食材として尊い命を捧げてくれた肉豚・肉牛に対する慰霊を関係者一同のもと厳粛に終えることができた。当社は今後さらに、付加価値の高い製品づくりと販売力強化に取り組んでいく。そして、生産農家の負託に応え、製造・加工・販売を通して地域社会貢献を目指す。」と述べました。住職による読経のあと、参列者全員で焼香をして畜魂に祈りを捧げました。

熊本県最大のと畜能力を有する同社では、と畜処理から部分肉の製造、販売までを一貫して行います。国際的な衛生管理基準のHACCP(ハサップ)認証の取得や、今年5月に新たに輸出を開始したフィリピンを含む海外13カ国・地域へ輸出を展開しており、安全・安心な食肉の提供に力を入れています。

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