熊本県花き協会は２月下旬、熊本市中央区の熊本県庁で熊本県花き品評会を開き、小野龍範さん（阿蘇市）出品のバラが金賞および農林水産大臣賞に輝きました。

 

品評会は、県産花きの生産技術の改善と品質の向上と消費の拡大を図ることが目的です。

季節ごとに出揃う花きの品目が違うため、隔年で１１月と２月に開催しています。

 

ＪＡ熊本経済連や県内花き卸売市場を通じて、県内ＪＡなどから切花や葉物、枝物など１５７点の出品がありました。金賞４点、銀賞８点、銅賞９点が選ばれ、上位１１点には農林水産大臣賞などの特別賞も贈られました。県内ＪＡからは松永義弘さん（ＪＡ菊池）のカスミソウが金賞および九州農政局長賞に選ばれるなど、５点が入賞しました。

 

審査は、熊本県や県内市場、ＪＡ熊本経済連の担当者など６名が、一次審査と二次審査の二段階で実施した。一次では、品種特性・病害虫・揃い・草姿・商品価値の５項目を採点。二次では、出品者立会いのもとで現地審査を行い、経営や圃場の状態、低コスト高品質への取り組みに関して採点しました。

 

出品された花きは品評会開催中３日間にわたって熊本県庁のロビーに展示され、訪れた人の目を楽しませました。

 

▼ＪＡにおける入賞者と品目は次のとおりです

▽金賞＝松永義弘（ＪＡ菊池・カスミソウ）

▽銀賞＝久川裕徳（ＪＡ菊池・カスミソウ）、増永勇二郎（ＪＡ菊池・カスミソウ）

▽銅賞＝中島あや子（ＪＡ鹿本・ブバルディア）、浦川講紀（ＪＡ熊本うき・カスミソウ（染め））