ＪＡ熊本経済連は４月１９日、益城町の同経済連茶入札場で２０１６年産一番茶の初入札会を行いました。
平成２８年熊本地震による断水と停電が続き、発電機を借りるなどしての開催となりました。

店舗が被災したり、地震で道路が寸断されて参加できない茶商の方や、陸路を５時間かけて来たという茶商の方もおられました。
地震の影響が色濃い中、県内外から指定茶商１６社が参加。色、味、香りを確かめ入札しました。Ｊ

Ａ熊本うき、ＪＡあしきた、ＪＡくまの県内３ＪＡから、７５点、１５６０・６ｋｇ（前年１０４点、２２４２・８ｋｇ）が出品。平均単価は４１５８円（前年３９４５円）で取引されました。

同経済連の担当部署によると
「２０１６年産は、年末までの暖冬や１月末の大雪などにより早生系を中心に生育が遅れている。４月に入り適度な降雨と気温の推移から芽揃いは良くなるものと思われ、色・味・香りの三拍子揃った良質な新茶が期待できる」としています。

県内においては、「さきみどり」「さえみどり」といった早生品種から摘採が開始されるが、４月初旬の気温の上昇に伴って中生品種の「やぶきた」も本年は早期の摘採が予想され、５月の連休前には最盛期を迎える見込みです。