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イチゴ新品種「ゆうべに」の初出荷に立ち会いました 県内での出荷は初!

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[2015-11-20]

11月1日、JAたまな玉東集荷センターで熊本県やJAたまな、JA熊本経済連などの担当者立会いのもと、イチゴの新品種「ゆうべに」の初出荷が行われました。県内では初めてです。

「ゆうべに」は、県が2014年に開発したイチゴの新品種です。
甘さと酸味のバランスが良いのが特徴。JAたまな管内では2015年から6地区(岱明、玉名、横島、天水、玉東、三加和)8名の生産者が150アールで試験栽培を開始しました。

定植後は月に1回「ゆうべに」栽培について現地視察や意見交換会を行うなどしています。
今年は生育期の寒暖の差が激しかったため、糖度も上がり、良好な食味に仕上がっています。
2015年産は、90トンの収穫量を見込んでいます。

初日の出荷は、玉東町白木でイチゴを栽培する立山定子さん(66)が3L、2L、L、規格外の48パック(1パック275㌘)を持ち込みました。
立山さんは「新品種の栽培ということで、土作りから苗作り、水や温度の管理などすべてが手探りの状態だったので大変でした。今日出荷したものがこれからの基準になるので不安もありましたが、出荷できて良かったです」と話しました。
今回出荷されたイチゴは大阪の百貨店で販売されますが、今後は関東、中京などへ販路を広げる予定です。

「ゆうべに」は国内の需要が高まるクリスマスシーズンに収穫量が多いことから、JAたまなでは次年度の「ゆうべに」の栽培面積を35ヘクタールまで拡大し、生産者の所得増大に力をいれていく予定とのことです。
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