JA熊本経済連 - 部門紹介 - 農産販売課

部門紹介

農産販売課

需要に応じた売れる米づくりの推進。

日本人の主食である「米」をはじめ、パンや麺等の原料となる「麦」のほか、「大豆」や「茶」、「乾燥椎茸」など多岐にわたって熊本県産の農産物を販売しております。

消費者や実需者のニーズに合った安全・安心な魅力ある米づくりを。

くまもと売れる米づくり推進大会(産地集荷大会) くまもと売れる米づくり推進大会
(産地集荷大会)

 本県の農業を取り巻く環境について、農業施策が大きな転換期を迎える中、米の消費量減少や米価下落が続き、さらには資材高騰による生産コストの上昇などにより、稲作経営は厳しい環境に置かれています。このような中、食料自給率の向上を目指す水田の最大活用に取り組み、実需者ニーズにあった魅力ある安全・安心な米づくりを推進するとともに、多様な集荷手法の導入による集荷率の向上、販売力強化に努め生産者手取りの最大化を目指しております。
 販売面においては播種前・収穫前契約を基本とし実需者を特定した契約をすすめ、安定した販路確保を進めるとともに、輸出促進や政策変化に対応した多様な米の生産拡大により、販路の拡大も目指しております。そのうえで、卸主体の玄米販売から実需者との結びつきを意識した生産(川上)から精米販売(川下)までの一貫した事業展開により販売力を強化し、くまもと売れる米づくり推進本部と連携して、熊本県産のブランド確立に取り組むとともに、消費者・実需者の要望に応じた米を提供してまいります。

売れる麦・大豆づくりに向けた生産・販売対策強化に取り組みます

収穫前の麦穂収穫前の麦穂

 麦・大豆の取扱については、国の政策が大きく様変わりする中、実需者・関係機関と連携した生産・流通への取り組みを強化するとともに、新たな政策のもとでの産地づくりにより、安定販売に向けた取り組みを強化します。

売れるお茶づくりに向けた生産・販売対策に取り組みます

 茶の取扱については、安定販売・有利販売を図るため、加工直売事業に着手し、平成10年に茶仕上げ工場「茶業センター」を設置して、消費者ニーズに即した新商品の開発に取り組んでおります。
 平成14年においては「森のくまさん茶シリーズ」を発売し、平成22年度においては、熊本を代表するブランド茶を目指し、くまもと格付認証茶「湧雅(ゆうが)のここち」を発売し、販売拡大を図っております。
 また、茶業関係団体との連携により全国へ「くまもと茶」の販促活動を展開するとともに、イベントにも積極的に参加し「JA植木まつり」では、行列ができるほどの人気です。
 今後、実需者を消費者が求める安全・安心で、美味しい農産物を目指し、販売の強化に努めていきたいと思います。

  • 献茶祭で熊本県産茶をPR

    献茶祭で熊本県産茶をPR

  • 献茶祭で熊本県産茶をPR(びぷれす広場)
  • 茶業センター

    茶業センター

茶業センター

沿革

1989 「三度のときめき」発売開始
1995 食糧法施行・食管法廃止
1997 新たな米政策大綱決定
「森のくまさん」発表
1998 米政策改革大綱決定
2000 県外大手ドリンクメーカー向け原材料取扱が拡大
民間流通麦への移行
くまもと格付認証茶「湧雅のここち」新発売
2001 荒茶価格が全国的に安値市況
2002 食糧法改正
2003 米政策改革の本格実施
大手飲料メーカーが生産履歴(トレーサビリティー)のある国産茶に原料用茶仕入に切り替える
ペットボトル(500ml)の「森のくまさん」新発売
2004 国産茶葉100%や機能性を全面に出した緑茶ドリンクが発売され、緑茶市場は好調な年となる
2005 茶合組機増設(ロットを1tから3t拡大)
2006 農産物検査の完全民営化
2007 水田・畑作経営所得安定策導入
2008 JAS法品質表示の適用範囲拡大に伴い、業者間取引においても表示の義務が課せられる
2010 戸別所得補償制度モデル対策の実施
「熊水そだち」発表
「湧雅のここちプレミアム」発表
2011 畑作物(麦・大豆)における農業者戸別所得補償制度の本格実施
2013 平成24年産米「森のくまさん」が食味ランキング最高得点を獲得(日本穀物検定協会実施:平成22~26年の5年連続特A)
「熊本県推奨うまい米基準」制定
「プレミアム森のくまさん」販売開始
農林水産業地域の活力創造プラン決定
2015 「プレミアム三度のときめき」販売開始
2017 新品種「くまさんの輝き」発表(30年産本格デビュー)