猛暑に負けないいちごの生産へ。技術で挑む「株冷処理」の取り組み

近年、夏場の気温上昇により、いちご栽培へ大きな影響を及ぼしています。特に高温の影響で、花芽分化が遅れ、生育がバラつき、大きな課題となっています。

こうした課題に対し、熊本県が中心となった「温暖化対策緊急プロジェクトチーム」の一員として、私たちJA熊本経済連は、いちごの安定生産に向け、取り組んでおります。取り組み内容の1つとして、品種「恋みのり」の「株冷処理」を産地へ試験、提案しております。

株冷処理とは、育苗後の苗を意図的に低温環境に置くことで、花芽分化の時期を早める技術です。

この技術を「恋みのり」で試験したところ、厳しい猛暑となった令和7年度でも、通常ポット栽培と比較して花芽分化が約7日早まり、平年並みの時期に定植することができました。現在もさらなる技術の確立に向けて試験を継続しています。

熊本のいちごを全国の、そして海外の食卓へ安定してお届けするために。

私たちJA熊本経済連は、気候変動という課題に対し、県や関係機関と連携しながら、最新の技術活用と研究に力を注いでいます。

これからも、生産者の皆さまと共に、熊本のおいしいいちごを皆さまに安心して食べていただけるよう、努力を続けてまいります。

【温暖化対策緊急プロジェクトチーム構成機関】

・熊本県(農産園芸課、農業技術課、農業研究センター)

・熊本県経済農業協同組合連合会(園芸指導課、生産資材課)

・一般社団法人 熊本県野菜振興協会 ・熊本県農業協同組合中央会(オブザーバー)

熊本県のホームページにも資料が掲載されておりますので、ご覧ください。

https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/74/230062.html