JA熊本経済連が取り扱うイチゴの2025年産販売金額が、23年ぶりに100億円の大台を突破しました。販売実績は出荷数量6153トン(前年比101%)、販売金額100億2098万円(同101%)となり、数量・金額ともに前年を上回る堅調な実績を残しました。25年は夏に記録的な豪雨に見舞われ、定植前の苗や圃場に大きな被害を受けましたが、生産者のたゆまぬ努力により、全国へ安定して県産イチゴを届けることができました。
好調をけん引した要因の一つに、熊本県オリジナル品種「ゆうべに」の存在があります。早生系の品種特性を生かし、贈答用やクリスマス需要など単価の高い年内に出荷量を確保できました。さらに、大粒品種の「恋みのり」も消費地で定着したことで、品種リレーによる安定的な出荷体制が構築され、今回の大きな成果につながりました。また、25年産は「ゆうべに」誕生10周年にあたり、消費地でのゆうべにトップセールスを皮切りに、10周年キャンペーンや飲食店とのコラボレーション、大規模な販売企画などを積極的に展開したことも、県産イチゴ全体の販売金額を押し上げる要因となりました。
この結果を受け、7月6日に熊本市の同連ホールで開かれた「2025年産イチゴ生産販売総合検討会」で、園芸部の末廣健次長は「23年ぶりの100億円突破は、生産者をはじめ、熊本県、JA、市場関係者の皆様による多大なる努力の結晶だ」と謝意を表明しました。
同連は今後も関係機関との連携を強化し、戦略的な取り組みを通じて、生産者の経営安定に全力を挙げる方針です。