令和5年産新茶初入札 最高値額1キロ7万7777円

JA熊本経済連は4月18日、益城町の同連茶入札場で令和5年産一番茶の初入札会開きました。県内の4つのJAから出品された86点、2458.4kgを指定茶商16社が色や味、香りを確かめ入札しました。

1キロあたりの最高価格は7万7777円で、工藤隆行さん(JA菊池)が出荷した「さえみどり」。平均単価は3628円。

熊本県経済連茶生産流通協議会専門部会の斉藤敏春部会長は「冬の寒さや適度な降雨など天候に恵まれ、おいしく良質なお茶ができている」とこれからの出荷にも期待を込めます。同連の梶原哲専務は「多様な消費者ニーズに沿った生産と安定販売の強化、茶商や関係機関と連携した消費拡大に取り組む」とあいさつしました。

県内においては、「さえみどり」「さきみどり」といった早生品種から摘採が開始され、生育が順調に進めば、連休前に各地で最盛期を迎える見込みです。同連での令和5年産茶の取扱数量は660トン、取扱金額は約6億4000万円を計画しています。