栽培管理支援システム「ザルビオ」の試験はじまる

JA熊本経済連は、6月6日に八代市日奈久町で栽培管理システムを使った可変施肥試験を行い、関係者ら約20人が参加した。同試験は、JAやつしろやJA全農、ヤンマーアグリジャパン(株)などと連携し取り組んでいます。栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」(ザルビオ)を使った水稲栽培試験の一環です。

今回は、ザルビオと田植機を連動させ、2021年度の水稲生育データ、地力をもとに自動で適正な施肥量を調整し、田植えを行いました。今後は生育及び収量の比較検証を行います。

同連農業機械課の堀内健児課長は「実証試験などを通じて、適量施肥によるコスト低減と米の安定生産につなげたい」と話しました。

ザルビオは、作物や品種、気象条件、人工衛星からの画像など、様々な情報をAIによって解析することで栽培管理を支援するシステムで、生育ムラの解消や収量、品質の向上が期待されています。