JA熊本経済連は7月8日、熊本市中央区の同連ホールで2025年度JAグループくまもと花き部会全体研修会を開きました。JAや生産部会の代表者、熊本県関係者などおよそ60人が出席し、花き栽培における高温対策について理解を深めました。
研修会では、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の道園美弦博士が「花き栽培における高温対策について」と題して講演。近年、全国的な猛暑の影響で花き全般に品質不良や出荷量の減少が見られることから、生産者からの要望を受けて高温対策に特化した全体研修会が初めて実現しました。
道園博士は、高温による花きへの影響や、遮光や換気、冷房などの具体的な対策方法について解説。参加者は熱心に耳を傾けていました。JAグループくまもと花き部会の尾﨑洋治部会長は「長期的な高温で栽培管理が難しい状況が続いている。この研修会を今後の栽培管理に活かし、生産・経営の安定に引き続き取り組んでいきたい」とあいさつしました。
