2025年産麦類検査程度統一会を開催 検査基準統一し品質確保へ

熊本県JA農産物検査協議会(事務局=JA熊本経済連)は6月27日、県内で麦類の検査が本格化するのに合わせ、合志市のJA熊本教育センターで、2025年産麦類検査程度統一会を開きました。麦類の等級を格付けする農産物検査員ら約50人が各JAから提出されたサンプルを格付けし、検査程度の統一を図りました。JA熊本経済連からは流通情勢を、各JAからは作柄等を報告し、情報を共有しました。同連農産指導課の赤池慎一課長は「梅雨入りの影響から品質の大幅低下を懸念していたが、予想より品質・収量が良く安心している。本日の程度統一会を通じて適正検査に活かしてほしい」とあいさつしました。参加者からは「今年の麦の特徴が把握できた」「今回の程度統一会の結果を施設での調製作業に活かしたい」といった声も聞かれ、検査員同士で意見交換する姿が見られました。