JA熊本経済連は2日から6日までの5日間、菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで「第19回JA熊本経済連肉牛枝肉販売促進会」を開きました。
審査の結果、藤田安博さん(JAくま)が出品した黒毛和種「夏太郎」(枝肉重量:512.2kg、等級:A-5、BMSナンバー:12、父:夏百合、母の父:諒太郎、祖母の父:安福久)がグランドチャンピオンに選ばれました。藤田さんのグランドチャンピオン受賞は初めてです。枝肉は(株)木原食肉生業が1キロ単価6520円の高値で落札しました。
大会は生産農家の経営安定、県産牛の肉質向上と県産ブランド確立を目的として、毎年開催しています。今大会には県内生産者が丹精込めて育てた肉牛74頭(交雑種16頭、褐毛和種7頭、黒毛和種51頭)が出品されました。
藤田さんは「たくさんの出品の中からこのような賞を受賞でき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいである。これからも良質なお肉を出品できるよう取り組んでいく」と意欲をみせられました。同連の丁道夫会長はあいさつで「畜産農家の意欲促進と畜産業界の発展のため、活発な購買をお願いしたい」と述べました。
入賞者は次のとおりです(カッコ内はJA名)
◇黒毛和種の部▽金賞(グランドチャンピオン)=藤田安博(くま)▽銀賞1席=平山茂(くま)▽銀賞2席=(株)中林ファーム(菊池)▽銅賞=吉田忍(くま)、(同)清水畜産(菊池)
▽脂質賞=山本哲士(菊池)
◇褐毛和種の部▽金賞=(株)SAITOH FARM(菊池)
◇交雑種の部▽金賞=山田勝郎(菊池)▽銀賞=中河原三郎(たまな)

△グランドチャンピオンに選ばれた藤田安博さん(写真中央)